

17世紀、ひとりの数学者が謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」以後、あまりにも有名になったこの数学界最大の超難問「フェルマーの最終定理」への挑戦が始まったが――。天才数学者ワイルズの完全証明に至る波乱のドラマを軸に、3世紀に及ぶ数学者たちの苦闘を描く、感動の数学ノンフィクション!
ようやく読み終えました。
おおよそ500ページほどありまして、またテーマが数学なもんで3日ほどかかっちゃいました。
xn + yn = zn において、
n が2よりも大きいとき、これを満たす整数解はない
ただそれだけ。
これを証明するのに3世紀もの時が流れたわけです。
まあはっきり言って想像すらできない途方もない戦いですよね。
多くの人が立ち向かって、破れ、それが繰り返され。
ようやく重い扉が開かれたとき――。
一般読者向けということでそれほど深くは語られない多くの定理や数式。
しかし避けられない説明は、これしか書いてないのに困難を極めます。
はあ、世の中には凄い人っているもんですね。
あとがきにもありますように、このストーリーには日本人が登場します。
このとき思ったのは、ああ、日本人の名前って何でこんなに読みやすいんだろうという内容とは全く関係のない感想であります。
カタカタの名前っていうのはまだまだ慣れておりません。
しかし内容がこれまた素晴らしいのね。
縁の下の力持ち、というにはあまりにも軽いですが。
とにかく、あっけなく書かれた数行が実際には数年を要した結果であったりと、並大抵の根性がなければ成されなかった出来事がこの1冊に記されています。
それは恐ろしく感動的です。
ただ、果たしてフェルマーがこの手法を用いて証明したのかは定かではありません。
本文中の言葉を用いれば、私は楽観主義者です。
夢があっていいじゃないですか。
さらなる期待、ロマン、感動が待ってるかもしれませんよ。